第9章 見るなってば!※
本編がシリアス気味なので息抜きにエロ↓
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「…っ……んぅ…はぁ…ぁ………」
密室に俺の荒い息と、溢れてきた先走りが塗り広げられるぐちぐちとした音が響く。
(…はやく、はやく終わらせないと…!!)
審神者は焦っていた。右手で、自らの膨らんだ屹立を挟んで、素早く上下させるも、久しぶりな故か、あまりの焦燥感が故かは分からないが、快感は拾えているのに中々達することができない。
「っああ゛…!!ゔっ……うぅぅ……」
仕方なく少し力を込めて扱いてみると、一際高い声が漏れてしまう。
しかし、それでもあと一歩射精には至らず、苦しげな声が漏れる。
「はっ…ぁ……んっ…んぐ……ふ、ふぅっ…」
戸は閉めているとはいえ、誰かに聞こえるかもしれない。慌てて開いている左手で口を塞ぎ、溢れ出てしまう嬌声を押し殺す。
トイレに篭って十数分にもなるか。
一向に進まない状況に審神者は困り果ててしまったのである。
***
なぜこんなことになってしまったのか。
全ては、あの夜間の幻聴が発端である。
俺とて、健全なまだうら若き男子故に、自慰くらい定期的にする。
しかし、夜の間は訳のわからない恐ろしい声が聞こえるし、そもそも寝付くまで肥前に監視…というか見守れているがために、そんなことをする余裕がなかった。
そもそも、慢性的に霊力不足であまり体調が芳しくないから、しばらくは性欲なぞ湧いてこなかったのだが、ひと月以上経てば流石に限界がくる。
執務中にこんな事をする訳にもいかないので、全力で仕事を片付けて、夕方、肥前が霊力補給のために訪れるまでのわずかな時間をつかって、自室のトイレで一人、熱を吐き出そうとした結果、今に至る訳だ。
***
霊力というのは体液にこもる。ただでさえ霊力不足気味の状態で精液を通して霊力を吐き出そうとするのを身体が拒否して、なかなかイけなくなってしまっているのだが、審神者は今必死すぎてそんなことを考える余裕はない。
(はやくしないと、肥前が来ちゃうんだよ…!)