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【呪術】もしも、希望の隣に立てたなら。【廻戦】

第22章 ブーケと夢の国


══閑話══

十数年前 京都――

「ここの部屋で、おとなしくいるんだよ」
『うん』
祖母の浅葱に連れられた紅海は部屋に通された

大きな和風な屋敷で、子供の紅海でも、歴史の有る家なんだなぁと感じられた

浅葱は、使用人であろう人に呼ばれ
知らない土地で知らない家で置いていかれる不安がよぎる
『おばぁちゃん』
「まぁ、あの人達の事だからね歓談の時間は無いだろうし…1時間程度で戻ってくるから」
暇潰しグッズの入ったリュックを、紅海に渡して部屋を出た

呪術界の御三家の会談
御三家の者が集まって、最近の呪術界はどーのだとか、うちの家はこうだとか
情報共有をして、3つの家系の均衡を保つ必要な会談だ
そこで、流鏑馬紅海ら数人の第三者の介入だ
対等な関係性を築き、話し合いを円滑に進める上で重要なのだ

紅海は、数年前に父親が亡くなり祖母の元へ預けられた

不安だが、祖母を困らせてはいけない…と
リュックの中の暇潰しグッズを取り出し気を紛らわせる

暫くして戸が開く
「何や、悟くんとちゃうんか」
紅海の身体がビクッと跳ねる
知らない子、怖い…でも…
祖母の顔が浮かぶ

『こんにちわ…さとるくんって、お友達?』
「同い年くらいの子が客間におる言うてたから
悟くんかと思ったのに残念や、女の子やん」

あれ?挨拶聞こえなかったかな?次は声を張り上げる
『こんにちわ!』
「ええて!聞こえてるわ!」

こ、こわ!おばあちゃん早く帰ってきて〜!
『ご、ごめんね…えっと、一緒に遊ぶ?』
「ふぅん、何があるん?」
ホッとする紅海は、テーブルに出した、物を取り出して見せた
『これ!今週のジャンプ…あと、これ、ポケモン…ここ座る?』
紅海はジャンプを手にして少年を促し、隣に座る
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