第71章 五大尊魔障壁
神羅万象とあまねく諸仏に帰依し奉る
東方より来たりし毒あらば、降三世明王の加護にて滅ぼし給え
西方より来たりし悪鬼あらば、大威徳明王の加護にて圧伏させ給え
北方より来たりし怨敵あらば、金剛夜叉明王の加護にて降伏させ給え
南方より来たりし災厄あらば、軍荼利明王の加護にて打ち祓い給え
中央より来たりし邪気あらば、不動明王の加護にて消し去り給え
祓い給え、清め給え
忿怒の相にて邪悪を退け、災難辛苦を滅ぼし、五大明王の名の下に我を勝利へと導かん
【術式】陰陽術式(陰陽術)
【使用者】神ノ原 詩音
【使用シーン】第44章
【効果】
中央・東・南・西・北の五方に配置された五大明王の力によって呪いを閉じ込めて調伏する。
【解説】
◆降三世明王…東方に位置し、三毒(貪=むさぼり・瞋=怒り・痴=無知)を抑え鎮める。
◆大威徳明王…西方に位置する。特に密教において困難を乗り越える力を提供するとされる。
◆金剛夜叉明王…北方に位置し、人の悪や欲、煩悩を喰らい尽くし、敵を調伏するご利益がある悪を打ち砕く。
◆軍荼利明王…南方に位置し、煩悩や外敵を打ち破り、障害を取り除く。
◆不動明王…中央に位置する大日如来の化身。五大明王の中心的存在。煩悩や悪を炎で焼き尽くし、人々を救う。