第14章 山川に 風のかけたる しがらみは
山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり
【術式】歌楽具現術
【使用者】神ノ原 詞織
【使用シーン】第5章
【意味】
山の中の川に風がかけた流れを止める柵(しがらみ)は、流れきらずにいる紅葉でした。
【効果】
炎で対象を囲って閉じ込める。
【解説】
春道 列樹が、京都から大津へ超える山道で見た渓流の景色を見て詠んだ歌。
山川に流れずに溜まっていた紅葉を、秋風が吹き寄せた美しいしがらみであると見立てている。
紅葉(=炎)、柵(=拘束)と発想を飛ばし、拘束系の和歌の効果を生み出した。