第7章 迷宮 ーアモンー
レイ「うん。ちょっとモルジアナさんのことを考えてた…。
モルジアナさん自身には力もあってあんな主から直ぐに逃げれるのにそれをしてない。見えない鎖で縛り付けられているんだ…恐怖…という形で。
助けを誰かに求めることも出来ないで苦しんでるんだ」
・・・自分自身フィズナ帝国の兵士…いや、戦闘用奴隷と言った方が正しいか…。
…奴隷として戦ってきたから彼女の気持ちが痛いほどわかる…
私にはミカエルがいて助けてくれたけど彼女にはきっと居なかったんだ
アリ「見えない鎖か…。どうやったら解放させてやれんのかな」
アラ「きっと自分で解くしかないよ。自分の力で切り開かないといけない。
僕はそんなに心配していないさ!あのお姉さんなら自分の力で逃れれる!あの人はその身に強い力を秘めてると思うんだ!」
レイ「そっか、それならその時が来たら私はモルジアナさんに力を貸す!あのこを助け出す!!」
・・・アラジンの言葉は不思議だなぁ、スッと心に入ってくる