第7章 迷宮 ーアモンー

ﾚｲ「うん、2人にちゃんと説明するね。
あれはね…




私の力は、故郷では“フィル”っていうマナという力を使ったもののことなの。
マナはヒトの体内にもあるけど自然エネルギーとして世界の様々なところに存在しているんだ。例えば風や水や火みたいな世界を構成しているものに姿を変えてね。
そして、このマナを使う者のことは“フィル使い”と呼ばれている。もちろん私もその一人。


そして、さっき使った技は私の体内にあるマナをナイフの刃に宿して使ったんだ。
他にも自分自身の肉体の強化、マナ自体の放出による攻撃、他の物質はの転換なんかが出来る。あ、もちろん防御もできるよ！
こういった戦闘で使うフィルを戦闘特化型って呼ばれてる。そしてもう一つ治癒特化型がある。まあ、これは名前の通りケガの治癒に使えるの。
フィルは基本この二つのタイプからできてるの。


使い方は基本は自分の手を媒介にするの、こんな風にね」



私はそう言って人差し指を立ててフィルを発動させた




ファン…！！





すると、指先に光の輪が浮かんだ
2人は目を見開いて私の指先を凝視している