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稀人 ~異国の姫~

第2章 逃走



キ「次はない。大人しく“あそこ”に戻れ」


もう一度私に銃口を向けた。
私の眉間に向けて


レイ「…!“あそこ”には戻らない!!!」

叫び、かぶりを振った時
私の頬から出た血が水鏡の上に落ちた




………ぽちゃんっ……………




パァァァ……!!! !!






水面が青白く光、大きな魔法陣が浮かび上がり青白い光を放った



兵「なっ…!何をしても反応の無かった鏡がっ…!!」

キ「あいつを取り押さえろっ!!」


その時、さらに強い光が放たれ
私を捕まえようと近寄ってきた兵士達を吹き飛ばし、私は鏡に引き寄せられ、全身を真っ白な光に包まれた

あいつの叫び声が聞こえる



キ「お前を逃がしたりしないぞ!……王国……残り。……から逃げる……は許…れない……」



その言葉を最後に私は鏡の中に引き込まれた



レイ「キャッ…!」





ここで意識を手放した





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