第10章 バルバット ー再会ー
そして、アリババの口から驚きの事実が出てきた
アリ「俺はこの国をどうにかしなきゃいけねぇんだ!
俺は、この国の第3王子なんだ。本名はアリババ=サルージャ。
今まで隠してて悪かった」
レイ「アリババ王子だったの‼︎
まあ、隠してるのはしょうがないよ、私達が出会ってからの時間はまだまだ短いからね」
・・・アリババが王子だったとは思いもしなかった…!
あまり人のことは言えないけど、自分も王女だし
今言いたいところだけど思いっきり壁の向こうに人が聞き耳立ててる気配があるんだよねぇ
…それに街の方から大勢の気配がする!
そう思った矢先に窓ガラスが割られ霧の団の奴らが突入してきた
カ「アリババ!助けに来たぞ!!」
アリ「なっ!カシム!ホテルを襲うなんて聞いてねぇぞ!!今すぐ辞めさせろ!!」
カ「そんなことしたら俺たちがやられんだよ!このホテルにはシンドバットの奴がいる!早く行くぞ」
そう言ってアリババに手を差し出した
レイ「こんなことをしても国は変わらない!アリババ!手伝うからそっちに行くな!」
カシムは私の言葉を無視してアリババを連れホテルの屋上へ逃げた