• テキストサイズ

淫夢売ります

第15章   蠱惑の花


結局、これで選んだテーマの夢を見られるということだろうか?
でも・・・選べって言われても、自分が何を望んでいるのかがわからないんだけどな・・・。
なのでなかなか選べない。ユメノはじっと待っていてくれるが、ずっと迷ってもいられないだろう。

「あの・・・私・・・自分の望みがわからないんです」
結局そう言ってしまう。
「直感で決めていいと思いますよ。あまり深く考えず、好きだな、とか、きれいだな、とか、そういうレベルでいいと思います」

うーん・・・じゃあ・・・
これが一番、落ち着く気がするな・・・私は1枚のカードを示した。

ユメノがそのカードを細くしなやかな指で取り上げる。そして、私に示し、
「これがあなたの欲望です。
 夢を見たいときは、このカードを枕の下に敷くか、身につけて眠ってみて下さい」
と言った。

私はカードをバックにしまうと、店をあとにした。

帰りの電車の中、カードを取り出して眺めてみる。
『花が咲き乱れる野外で絡み合う男女』とでもいうのだろうか?
そんな図案だった。

とても綺麗だったし、横になっている女性が幸せそうな顔をしているのが気に入ったのだ。

本当に夢なんか見られるのかな・・・?
半信半疑で私は帰路についた。
/ 336ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp