第63章 レ・スクラーヴ
最初にバル・マスケを訪れた日、私はヴィトレの部屋で、衆目の中、恥辱にまみれた絶頂を経験した。しかし、その時は半ば無理矢理にイカされたにすぎない。
その時は、恥ずかしさで身体が沸騰していた。そんな恥辱を拒絶したかった。
なのに・・・それなのに・・・。
今、私は、大勢の人が見ている前で、卑猥に腰を掲げ、ふるふると媚びるようにお尻を振る。こんなこと、ほんの一週間前の私だったら死んでもできなかった。
でも、私は変わった。変えられてしまった。
セルヴァという名前を与えられて、真の意味での『セルヴァ』(しもべ)にどんどんと変えられてしまったのだ。
私は、今、自分の意志で、自分の最も淫靡な姿を晒している。
そして、もっと、もっといやらしい姿を晒したいと思っている。
見て欲しいと思っている。辱めて欲しいと思っている。
デュークとリュネールに愛されて、二人の前ではどんな恥ずかしいことでもできるようになっていった。
でも、今ここで、私は更に一段、変えられてしまった。
『観客』に見られ、何も飾らないありのままの自分を見せることは、この上ない安心感を私に与えていた。
人に弱い自分を見せること。大勢の前で、奴隷としての自分を認めること。
それが、たまらない快感になっていく。
もう・・・本当に、何も・・・何も考えなくていい・・・
誰の前でも無理しないでいい・・・
偽らなくていい、我慢しなくていい・・・
だから、早く・・・早く・・・早く、みんなの前で淫らに・・・もっと淫らに犯して欲しい・・・私の全てをもっと暴き立てて欲しい・・・
ああ・・・堕ちる・・・堕ちていく・・・
どんどん、どんどん堕ちていく・・・
それがとっても心地よい・・・。
そう・・・私はセルヴァ(しもべ)。
いやらしい、いやらしい・・・デュークとリュネールの愛の奴隷・・・
ただただ安寧の中で二人に抱かれることを望む、忠実な奴隷になっていくのだ。