第63章 レ・スクラーヴ
デュークが一歩ピスケスの方に寄っていく。赤い仮面の奥の瞳が淫蕩の炎をたぎらせているのが私にすら分かった。
そ・・・んな・・・。
デュークがピスケスの口枷を外す。ぐぼぉっという音がして、ソレが口から引き抜かれる。
あんなものまで・・・っ!
それはまるで小さめの張り型のようだった。口の中にペニスを、いやらしく勃起したおちんちんを突き入れられながら、更に身体を攻め立てられている・・・。
オマンコだけでじゃなくて、後ろの穴・・・アナルすら震えるほどに犯してもらっている。
その瞬間、私の胸に今まで感じたことのないなにかくろぐろとした感情が湧いてくる。
こんな感覚、私はかつて覚えたことがなかった。
あまりのことに一瞬、身体が硬直してしまう。
その瞬間を、リュネールは見逃さなかった。
白銀の仮面の下の目が、すうっと細くなる。
「デューク・・・ちょっといいこと思いついたわ」
リュネールがデュークに耳打ちをするように小声で話しかける。
「何だい、リュネール」
「せっかく奴隷が二人・・・いるんだから・・・ね?」
何を言っているのかはよく聞こえなかった。しかし、ちらりとこちらを見て、デュークもまたニヤリとした笑みを浮かべたのだけは分かった。
デュークがピスケスを責め立てている淫具のスイッチを切り、それを抜き出す。
「はぁん・・っ♡」
ピスケスが甘い声をあげ、ビクリと体を震わせる。デュークが手にしている二本のディルドからは、たらたらと淫液が滴っていた。いや、後ろの穴から引き抜いた『それ』から滴るのはおそらくローションの類だろう。ねっとりと糸を引いて床に零れていった。そして、後ろのディルドを引き抜かれた瞬間、アナルというものはこんなにも広がるものなのかと思うほどぽっかりと開き、すぅーっと閉じていく様子が私からも見えた。
そのままデュークは無言でピスケスの拘束を解き、最後にアイマスクを外した。マスクのデザインもビスチェのデザインも私と瓜二つ。ただひとつ違うのは、ほんの数十秒前まで淫らに責め立てられていたせいか、その目はうるうると潤んでいたし、よだれのあとが残る唇はエロティックにぬらぬらとした光沢を放っていた。薄い陰毛で飾られた女の園もまた淫らに濡れそぼり、ふとももまで内から湧き出した淫液にまみれていた。