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淫夢売ります

第54章   ル・ラパン・ガンバード


☆☆☆
その日は、子供のスイミングスクールがあった。

思えば、いつものスイミングスクールのママ友たち3人で、あの新宿の占い屋『夢占モルフェ』に行ってから初めてのスクールの日だった。

いつものように、子どもたちをスクールに預けると、近くの『13Cafe』に席を取る。
元銀行員だと言っていた生真面目そうな里宇、従業員も雇って、アクセサリー販売を手掛けているイケイケな感じの女社長である優里

考えてみれば、あのとき3人ともカードを買った・・・よね?
この真面目そうな里宇も
女王様っぽい貫禄すら感じる優里も
あんないやらしい夢を見ているのだろうか?

あの店の女店主であるユメノは私にカードを渡しながらこう言った。

『これがあなたの欲望です』

と。このカードが核となって、あなたの欲望が膨らみ、夢になる。カードはあくまで『種』みたいなものである、と。

それが本当なら、私の夢は私だけのもので
里宇は里宇の
優里は優里の
それぞれの欲望を体現した『夢』を見ている・・・のだろうか?

そんな風に思いながら二人の顔色をうかがってみる。

里宇は「また、うちの子、お便りださなくて・・・探すの苦労したよぉ」と愚痴をこぼす。
優里は優里で「うちのなんか宿題隠してて、やらずに学校行ったみたいでさ!」などと負けずにふくれ面を見せた。

いつもの光景。
ふたりとも、なんら、変わった様子は見られなかった。
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