第54章 ル・ラパン・ガンバード
☆☆☆
意識が闇から浮かび上がる。
同時に明るい朝日を感じた。
ここ・・・どこ?
またもや一瞬、自分の居場所がわからなくなる。
私、抱かれて・・・いっぱい中に出されて・・・
そこまで考えて、はっと気がついた。
ガバリと、起き上がると、そこはいつもの夫婦の寝室。
朝、起きそこねないようにとわざと薄めにしていたカーテン越しの朝日が部屋を柔らかく照らしていた。
まだ起床時間までは時間があるせいか、隣のベッドでは、夫がすやすやと眠っている。
もちろん、私はいつものナイティを身に着けている。咄嗟に顔に手をやるが、そこにはあのウサギの仮面はなかった。
あれは・・・夢。
そう、夢だ。
ショーツの内側にひやりと冷たい感触を感じる。そっと指を這わせてみると、しっとりと濡れており、それは大きく広がって、ナイティのボトムスのおしりの部分まで濡らしていた。
指で己の内側から湧き出た淫蜜のぬめりを確かめている内に、それは自然に、陰唇の下へ、蟻の戸渡りを通り、後ろの穴へと至っていく。
デリエール・・・
彼はそう言っていた。指先に菊門のシワを感じる。ぬめった指でそれをなぞっている内にゾワゾワとしたくすぐったいような気持ちいいような、奇妙な感覚が背中に立ち昇ってきた。
あ・・・あ・これ・・・・
夢の中の刺激が、快感が思い出される。
欲しい・・・あの感じ、
そう・・・もっと奥・・・拡げられるあの・・・