第52章 テリエ・ドゥ・ラパン
「あ・・・♡」
「ラビ・・・、薬、効いてきたでしょ?
こうなりたかった・・・そうですね?」
こう・・・こうって・・・
そんなこと言われなくても分かっているくせに、私の理性は無駄に抵抗をしようとしていた。
ふふふ・・・
ノワールは笑っていた。
私の身体は媚薬で、
心はこの異常な状況で、
もう、トロトロになっているのが分かってしまっているのだ。
倦んでいた。
飽きていた。
刺激を求めていた。
欲していた。
飢えていた。
だから、彼は、一言、言うだけで良かったんだ。
「貫いてやるよ」
先程からの紳士的な口調から一転して、野生の獣のような男になる。
その言葉に、私のメスの本能があっという間に白旗を上げてしまった。