第49章 軋む檻
ビクビクと軽く痙攣したままの僕の上半身を氷川がそっと抱きしめるようにしてくれる。その感覚がものすごく心地よく感じ、これまで感じたことのないような幸福感で全身が満たされる。
「よかった・・・竹内様・・・本気の絶頂ができましたね・・・。それが女の子の絶頂です。幸せな気分ですよね・・・?」
耳元で囁かれ、僕はこくりこくりと、力なく頷く。まだ余韻が全身に残っている。痺れるような感じ、体の奥がじんわりと温かいような不思議な満足感。
こんな、こんな体験は初めてだった。
「本日はここまでにしておきましょう。また、明日、いらしてくださいね。きっと、あと何度か施術すれば、すぐにその幸福感を味わうことができるようになっていきますからね・・・」
最後にきゅっと抱きしめられたのが、僕が覚えている、最後の記憶だった。