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淫夢売ります

第35章   蕾の味


☆☆☆
「茉莉・・・茉莉・・・」

彼女の肩を優しく揺する。んん・・・と声を上げ、ゆっくりと茉莉が目を覚ました。
「あれ?こうくん・・・。」

僕の名は西ヶ原浩一、付き合い始めてから、彼女は僕を『こうくん』と呼ぶ。

「目が覚めた?」
声を掛けると、彼女はコクリとうなづいた。

「わたしどうして・・・。え?これって・・・!」
驚くのも無理はないだろう。彼女は今、間接照明に薄く照らされたホテルの室内、全裸の状態で手と足を鎖のついた革製の拘束具でベッドの四隅に拘束されているのだから。ついでに、メガネもかけさせてあげた。こうしないと彼女はものをよく見ることが出来ない。

「何?こうくん・・・これ・・・私、裸で・・・。」
「うん・・・これは夢なんだよ、茉莉。夢だから・・・僕、茉莉にずっとしたかったことをする・・・。茉莉の身体、調教したいんだ」
「ちょ・・・調教って・・・」
彼女は目を見開く。少し、肩が震えているところを見ると怖いのかもしれない。
「怖がらないで・・・。痛いことはしないから。ただ、茉莉の身体がいっぱい気持ちよくなるように、セックスでいっぱいいっぱい狂うほど感じるように・・・僕の手で、そういう身体に変えてあげたいんだ・・・茉莉はいや?」
ここで、怖がられるのもやっぱり嫌だ。
夢の中とは言え、茉莉の嫌がることはしたくない。
彼女はフッと目を逸らした。顔がやや赤らんでいるように見える。

「この、手錠とかは・・・必要なの?あと・・・明るいと・・・恥ずかしいんだけど」
その恥ずかしそうな顔がものすごく可愛らしくて、僕は思わずキスをしてしまう。
「痛いことしないよ・・・。光は少し少なくする・・・でも真っ暗だと、僕が祭りのことを見られない・・・茉莉の身体、すごくきれい」

そうして、胸に、鎖骨に、首筋に、キスを降らせる。

「ああ!・・・ダメ・・・いきなり、そんな・・・」
彼女が身を捩らせようとするたびにジャラジャラと鎖が音を立てる。ただ、鎖の長さにそれほどゆとりがないので、思ったより身体動かないようだ。

「いやだ・・・これ・・・身体動かなくて・・・ダメ・・・ダメ!」

身体の自由が効かない、ということが、茉莉を興奮させているのは明らかだった。やっぱりこのままにしよう。
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