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淫夢売ります

第20章   さらけ出す私


「あああ・・・ああ・・・」

口が半開きに鳴り、何かを求めるように舌が出てきてしまう。
目に涙がたまり、振り仰ぐ瞳から、こぼれそうになる。

「なに・・・アレ?」
「すげーな・・・」

声がする。はっと見ると、カップルが向こうから歩いてくる。私の姿を見て、怪訝な顔で話している。女性の方は明らかに不快そうだが、男性は好奇の目でこっちを見ている。

み・・・見ないで・・・。

そう思ったけど、もう、手は止められない。
見られていると思うと、なおさら興奮が高まり、アソコを弄る指が熱を帯びたように激しく蠢いてしまう。

「あああ・・ああ・・・・」

よだれが垂れる・・・。もう理性も何も私にはなかった。

「行きましょう・・変よ・・・あの人」
女性に引かれて、男性が渋々通り過ぎていく。

それでも、私はオナニーの手を止めることができなかった。

「すっげー・・・」
別の男性の声が後ろからする。パシャパシャとスマホで撮影する音。
その男性が、前に回ってくる。

「あああ・・・、見ないで・・・・」
「お姉さん、それなんのプレイ?撮影?」
そう言いながら、さらにシャッターを切る。

「ああああ!!」
ひときわ大きな声が出てしまう。先程から、小さな絶頂は何度も訪れていた。
シャッターを切られているという興奮が、さらに大きな絶頂を私にもたらす。

脚がガクガクして、座り込んでしまう。

「なんだ!」「どうした?」
その声を聞いて、何人かがまた集まってきてしまう。
右の乳房を露出して、座り込んでいる私の周りを数人の男性が取り囲む形になる。

いやあ・・・あああ・・

「あれえ?泉さんじゃないですか」
桜井の声がする。そして、私の脇に手を入れるとぐいと立たせる。
また、私の下半身が顕になり、その姿に周囲の男性が息を呑むのがわかった。

もう・・・もう・・・・

「皆さん、ご心配には及びません。この人は、泉愛理さんといって、すごくいやらしい露出狂なんです。これは彼女の趣味なんですよ。ね?愛理さん・・・。」

あああ・・・・
頭が真っ白で何も考えられない。
そのまま桜井は私を手近なベンチに座らせる。
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