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サンタクロースが遅すぎる

第4章 再び・・・新宿駅にて


なんだか、数年前の自分を見ているようで・・・気になってしまったのだ。
あの子も、サンタに待ちぼうけを食わされてしまっているのだろうか?

「大丈夫・・・行こう」

でも、私に出来ることないし・・・そう思って、もう一度振り向いたら、その子のところに女の子が駆け寄ってきているのが見えた。

そのまま、ふたりで歌舞伎町方面に歩いていく。

「良かった・・・」

つい漏らしてしまって・・・智樹に『何が?』と不思議そうに言われてしまう。

うううん、大丈夫。
ちょっと昔を思い出しちゃって。

でも、その後・・・あなたがきてくれたから。

たしかにあの年のクリスマスには間に合ったけれどもね。
10年の年月を考えたら、お互い、随分回り道をしたよね。

もしかしたら、遅すぎるくらい・・・だったのかもしれないけど。
それでも、多分あれは

私たちにとって必要な時間・・・だったのだと、今は思う。

「さ、行きましょ」

私は歩き出す。
親子三人のクリスマス・・・もしかしたら、もうすぐもう一人、増えるかもしれない。
今夜にでも、また、クリスマスのプレゼントを貰えるかもしれないから。
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