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天狐あやかし秘譚

第84章 鎧袖一触(がいしょういっしょく)


女たちがジリジリと逃げようとする。
教室に残っているのは?

「ひー、ふー、みー・・・おお!13人か・・・てめえら、逃げんなよ?」

その言葉だけで、彼女らの逃げる気力はあっという間に奪われた。教室の出入口付近にいた女生徒もへなへなとへたり込んでしまう。

恐怖・・・圧倒的な恐怖だった。
息をするのも重苦しいほどの感情が、彼女らの動きを抑圧し、ひれ伏させてしまっていた。

「う・・・うわああ!!」
意識がある男子生徒が教室の出口めがけて走り出し、逃げ出そうとする。

「逃げんなよ・・・男は死ね!」
ビシッと、その生徒めがけて、デコピンの要領で空気を弾き飛ばす。ゴン!と鈍い音がして、後頭部を不可視の力で弾かれた男子生徒が前のめりに倒れて白目をむいた。

「ひやあああ!」
「た・・・助けて・・・」

それが己が運命を示唆することを悟ったのか、教室に残った男どもが騒ぎ始めたので、同じ要領で全て撃ち抜いてやる。

3秒ほどで、教室は静かになった。
まだ、かすかにすすり泣く女たちの声が聞こえるだけ、だった。

13人かあ・・・。
もしかして、この男どもは殺させないで、脅してパシリにでもして、教師も含めた全校の女を体育館に集めて犯せば良かったかな?

まあ、いっか。
ここから、少し楽しませてもらうとしようか・・・。
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