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天狐あやかし秘譚

第64章 家徒四壁(かとしへき)


児童プラザのゲームコーナーの端っこに、一人の人が座っていた。およそ子どもばかりの場所に似つかわしくない、お年寄り。昼間、こども食堂にもいた隠居したご老人だった。

ずっといたの?
何あれ・・・。

「お前らの後を、あやつはずっとついて回っておったぞ」
なにそれ、ストーカー?
だが、ダリの次の言葉で、私は色んな意味で、背筋がゾッとした。

「あれは、人ではない・・・貧乏神だ」

その言葉でもう一度、ご老人の方に目をやる。
そいつは、ニヤリといやらしい笑みを私たちの方に向けてきていた。
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