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天狐あやかし秘譚

第89章 比翼之鳥(ひよくのとり)


ああ・・・イッて・・・イッて・・・

右手の握りの強さを強め、ストロークを気持ち早める。彼のものを口に含んでいる、という事実が、私の中の愛おしい気持ちに拍車をかけていく。

そして、『んっ!』と軽い呻きのような声が聞こえたかと思うと、口の中でダリのモノがぷくりと膨れ、二度、三度と脈を打つ。中で彼の精液が溢れてくる。さすがに全部は飲み込みきれなくて、口を離してしまい、溢れた分は手で受け止めざるをえなかった。口の中に残っていたものを飲み下し、唇についたものを舌で舐め取る。

まだ、ビクビクしてたらりと精液を流している彼のペニスをもう一度口に含み、キャンディーを舐めるみたいに、キレイにしてあげる。

最後はちゅ、っと音をさせて亀頭の先に残った精液まで舐め取ってしまった。

彼の匂いで身体がいっぱいになっていく。悪夢の穢れた記憶が、あなたの優しさの中に霧散していく。そして、もう・・・我慢できなかった。両手が塞がっていたからできなかったが、多分そうでなければ私は自身の秘所をまさぐるのを止められなかっただろう。

ああ・・・挿れて・・・
 お願い、挿れて・・・それで、奥を・・・私の中を・・・

彼のものを両手で包み込み、先っぽに何度も口づけをしながら思う。

ほしい・・・これが・・・

私、今、すごく、すごく淫らになっている。
でも、あなたの前で淫らになれる自分が、嬉しくもあるの・・・。
お願い・・・あなただけ・・・あなただけなの。

「綾音・・・」

名前を呼ばれただけで、身体が更にとろりと蕩けた。
ダリも、もう、耐えられなかったみたいだった。

私をベッドに押し倒し、足を開く。そのまま彼のペニスが私のぐずぐずに解けた陰唇にあてがわれる。抵抗なんて一切ない。ズブズブになった私の中に、熱い塊が、一気に押し入ってきた。彼のモノが、私の身体の中でどろどろにとけて、まるで膣壁と一体になっているかのようだった。それほどの、心地よい充足感、充満感。

あなたを感じる。
身体の奥で、身体中で・・・。

深く、深く入ってくる。腕が身体に回され、より強く引き寄せられる。体の奥までいっぱいになって、息苦しいほどの快感で脳が痺れてくる。

顔がのけぞる。白い喉をあなたに晒す。
もう、誤魔化しも、恥ずかしさも、てらいも・・・なにもない。素直な、全部の私・・・。
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