第1章
ファントムハイヴ屋敷の日常は穏やかに続いていた。
とセバスチャンの愛は、日々深まり
二人は互いに欠かせない存在になっていた。
ある夜、セバスチャンがの部屋を訪れた。
いつものように血を吸わせ、
甘く抱き合った後彼はベッドサイドに跪き、
の目を見つめた。
「……
あなたと、正式な契約を交わしたい。」
は息を呑んだ。
「……契約?でも、私たちはもう…」
セバスチャンは優しく微笑む
「人間でいうところの、結婚に相当するものです。
坊っちゃんとのような、主従の関係ではありません。
あなたと永遠を誓いたい。」
悪魔にとって、契約は魂を縛るもの。
だが、これは違う。
「私にとっては、シエル坊っちゃんとの契約が優先です。
人間の短い人生は、私たちにとっては一瞬の出来事。
坊ちゃんの復讐が終わるまで、私は彼の執事。
ですが……その後も、私はあなたの傍にいたい」
は目を潤ませる
「……そのうち、飽きちゃうかもよ?
本当にいいの?私みたいな吸血鬼と、契約なんて……」
セバスチャンはの手を取る
「あなたを、縛り付けたいのです。
永遠に、私のものに。そして、私も、あなたのものに。」
契約内容は、最初に持ちかけられたものと同じ。
血を与える代わりに、傍にいる。
は涙を零し、頷いた。
「……ええ、セバスチャン。
私も、あなたと永遠に」