第30章 新しい時代-其の壱
「先程は失礼な事を言ってごめんなさい」
「いえ、こちらも急にいろいろな事をお話ししたので混乱させてしまいました。俺は煉獄杏寿郎と言います」
「煉獄…杏寿郎…」
「驚きますよね。高祖父と同じ名前をつけられたんですよ!」
「そうだったんですか…あ!私は冷泉ゆあといいます」
「はい、知っています!」
「え?」
「あなたが冷泉ゆあさんだと確信したので声をかけたし、本をお渡ししました」
「それって…」
「それも含めてお話ししますので、明日、こちらに来てください」
そう言ってLINEに地図が送られてきた
「分かりました」
そうしてその日は別れた