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皆がみた夢〜鬼滅の刃〜

第26章 鬼のいない世界ー其の壱


ガラガラガラガラ…
扉の開く音が聞こえる

箸を置き急いで玄関に向かう


!?!?

…杏寿郎さん…

「ただいま」

「!!!杏寿郎さん!!!」「!!兄上!!」

私と千寿郎くんが泣きながら呼ぶ

「良かった…無事に帰ってきてくれた…」

「兄上!よくぞご無事で!」

「腹が減ったな!何かあるか!?」

「はい!握り飯を作りましょう!兄上、お待ち下さい」

そう言って涙を袖で拭いながら
千寿郎くんが台所に行く

しばらく見つめ合ったのち
杏寿郎さんが屈み、腕を広げて待っている

その表情が全てを物語っている

そこに私と桜寿郎 が飛び込んだ

“鼓動が聞こえる…本当に帰ってきたんだ”

「約束を果たせて良かった。待っていてくれてありがとう」

「おかえりなさい」

温かい…生きてる…幻じゃない


「ちち…え…」

!?

「桜寿郎!父上と言ったか!?ありがとう!」
そう言うと桜寿郎を抱き上げ頬擦りした

「兄上!握り飯できました!食べて下さい!」

「うむ!いただくとしよう」


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