• テキストサイズ

皆がみた夢〜鬼滅の刃〜

第24章 変化


最近ふと思う
お館様はどうして人の事が分かるのかと
私の事もきっと何か感じとったのだろう
だから任務から外れるように
言ってくださった気がする

私は最近眠るのが怖い
目を覚ますとそこは令和の自宅で…
そんな夢ばかり見るからだ
こちらの時代に来てからは
令和の事はほとんど忘れかけていた

友達の名前も祖母の顔も
全てがぼんやりとしてしまっていた

けれど、ここ最近になって
それらをはっきりと思い出し
令和で生活をしている自分の姿を夢に見る

もしかしたら私は帰るの?
そう思うと不安に押し潰されそうになる

あんなに可愛い桜寿郎 にもう会えなくなるの?
杏寿郎さんにも?鬼殺隊のみんなにも?

明確な何かがある訳ではないので
こればかりは誰にも言えない
いや、言ってはいけない、そんな気がした

隣で眠る桜寿郎 の頭を撫でる
その隣で眠る杏寿郎さん…

いやだ…私はここにいたい…まだ何も
まだ何も成し遂げていないのに!
どうして今なの!?何でよ!?

声を殺して泣いた
/ 209ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp