第22章 柱合会議ー其のニ
「時透の説明で痣の事は良く分かった!だが、そう簡単ではない事もよく分かった!」
「ふざけんな!痣がでたやつは強くなる?だったら柱は全員出せよ!」
不死川が興奮気味に話す
「俺たち全員痣を出す必要がある…隊士もだ」
「ならば…いや、皆のためだ。柱稽古を提案する。俺たち柱が隊士達を鍛えあげる」
「ああ、俺は賛成だぜ、悲鳴嶼さんよぉ」
「うむ!俺も賛成だ!」
「俺はお前達とは違う」
そういうと冨岡は去っていこうとする
「違うだとぉ!?冨岡ぁ!お前も柱だろうがよぉ!」
そういうと不死川が冨岡に掴みかかる
「冨岡!不死川!やめないか!」
「チッ」
不死川が舌打ちをして手を離すと、
冨岡は帰って行った
“冨岡…きみはいったい何を考えている…”
冨岡を除く柱で柱稽古をする事が決まった
帰る間際、あまね様に呼び止められた
「煉獄様、ゆあさんの事ですが、主がしばらくは任務に参加しない方がよいとの事でした」
「!?それはなぜですか!?」
「ゆあさんは宇髄様の時と此度、二度も上弦の鬼と遭遇しています。偶然とはいえ、引き寄せる何かがあるのではないかと…ゆあさんの身の安全を考えての事です。どうかご理解下さい」
「…承知しました…」
確かに上弦の鬼とは戦っていないとはいえ
二度の遭遇で生き残ったのは奇跡に近い
次も同じように生き残れるとは限らない
だが
…ゆあ はどのように思うだろうか…