第21章 里
今日も平和に一日が終わりそう
炭治郎くんは探しもの見つかったのかな
明日帰る前に炭治郎くんに聞いてみよ
“もう寝よ!いよいよ私も任務だ!”
そう思い布団に横になって目を瞑る
ドーン!
里に轟音が響き渡る
!?何!?
カン!カン!カン!カン!「敵襲!敵襲!」
隊服に着替え、日輪刀を持ち表にでる
“…!?これは!?…”
巨大な魚が里の人々を襲っている
「水の呼吸 壱ノ型 水面斬り!」
“切れた!けれど次々に湧いてくる”
「ゆあ 殿!ここは何とかします!里長をお願いします!」
「分かりました!案内して下さい!」
…里がバレた…隠されていたはずなのに…
いや、今はそんな事考えてる場合じゃない
急がなきゃ
「あちらです!!!里長〜!」
グハッ!
見ると護衛の隊士達が倒れている
“里長は私が絶対守る!”
「水の呼吸 弐ノ型 水車!」
ギエエエェェ!!! 断末魔と共に塵になる
「里長!大丈夫ですか!?」
「ありがとう…ゆあ殿…」
「里長!鋼鐵塚達のいる小屋の方を鬼が襲撃しています!」
「ゆあさん、刀を研ぐ手を止められないんじゃ…すまないが…よろしく頼む…」
「里長の応急処置はしました!後はお願いします!」
“急がなきゃ!誰かの刀を守らないと!”