第8章 恋人ごっこ(ホークス)
「あ、あっ、や、びくびくって……とまんな……!」
繭莉の腕が、俺の首に回された。
「やっ、あ、こわい……よぉ……っ」
髪をくしゃっと掴まれて、後頭部に甘い痛みが走る。
「なにが、っ、怖いの……!」
「おかしく、なるの……あっ、こわい……!」
ぎゅうっと繭莉の中に締め付けられて、食いちぎられそうだとか、思ってしまう。
「っ、大丈夫……っは、怖く、ないよ……」
そっと、赤く染まった頬に触れる。
「俺、っ、ずっと、いるから……だから、」
「……き……」
「え?」
細い腕に、ぎゅっと力が籠るのを感じた。
「好き、ホークスっ、好きぃ……!」
「っ!」
なんだろ。
これ、夢?
滅茶苦茶に感じまくった声で好きだなんて言われて、有頂天になってしまう。
「繭莉っ……!」
調子に乗って腰の動きを速めると、面白い位繭莉の中が締まっていく。
「あっ、ホークス、わた、し……また、イっちゃ……!」
「いい、よ、っ、イって……っほら……!」
ぐり、とお腹側の膣壁を突くと中が痙攣し始めて、ひだもうねうねと絡みついて眩暈がしそうになる程感じてしまう。
「あ、あ、あっ!もぉ、だめ……っ、ひゃ、あぁぁあんっ!」
先に絶頂した繭莉の中にあり得ない程締め付けられて、射精感が一気に増す。
「ぅ……っは、出る……!」
自分の欲望を、彼女の中に全部ぶつけるように吐き出した。
「……はー……は……ぁ……」
びくびくと絶頂の余韻に浸る繭莉の身体をしっかりと抱きしめた。
「好きだよ。……繭莉」
「……うん……」
どちらからともなくキスをして、もうベッドに上がるのは諦めて布団だけ引きずり下ろす。
「このまま、寝よっか」
「……ん……」
何だか、満ち足りた気持ちで抱き合ったまま眠りについた。
もう、絶対に、離さない。
そんな事を思いながら。