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The usual one【ヒロアカ中心】

第8章 恋人ごっこ(ホークス)


 「うららん中、ホント最高……っ」
 細い腰を掴んで、滅茶苦茶に突き上げるとうららは喘ぎ声というか最早泣き声に近い悲鳴を上げる。
 「ぃやあぁっ!はげし、のっ、ホークス……ホークスぅ……っ……!」
 俺の名前を呼びながら、涙をぽろぽろ流すその姿がはっきり言ってエロいし、色々勘違いしてしまう。

 俺の事、好きなんじゃないの?って。

 ……ま、あり得ないんだけど、そんな事。

 「はげし、の……好き、でしょ、っ!」

 もう、子宮を潰す勢いで最奥にずんと押し入ると、ひだがうねうねと蠢きながら吸い付いてくる。
 ついでに膣も細かく痙攣し始めて死にそうな位気持ちいい。

 ホント、これだから離れらんなくなる。

 「あ、あ、あっ、も……っむり、イっちゃうぅ……!」
 「っは、いいよ、イって……っく、俺も、出そ……」
 「や、あ、あぁぁんっ!」
 びくんと身体を反らせたうららの中がぎゅうっと締め付けてきて、完璧に持っていかれる。
 「く……ぅ……!」
 彼女の中に、一滴残らず欲を吐き出した。



 暫くして、はっと目が覚めた。

 いつの間にか眠っていたらしい。
 
 セックスの充足感を引きずりながら身体を起こすと、隣にうららはいなかった。
 彼女はソファに腰掛けて何やら分厚い紙の束を凝視していた。
 取り敢えず服を着て、隣に腰を下ろしてみる。

 「何してんの?」
 そう尋ねると、うららはテーブルの上にあった煙草の箱に手を伸ばした。
 「んー?来週までに、このレポート纏めなきゃいけないの」
 煙草を一本抜き取ると、ライターで火をつけて煙を燻らせた。
 
 煙草なんて、臭いだけだろと思っていたけれどうららの煙草だけは何となく、いい匂いに感じてしまう。

 最早、あばたもえくぼなんじゃないかと思う。

 「この授業の講師がさ、すっごい教えるの下手で。こんなに資料貰っても、全っ然分かんないし」

 うららは、夜はキャバ嬢、昼間は真面目に大学に通っているらしい。
 自分から語る事もしないから、俺の憶測も混ざってるけど。
 年齢的に、もう三年生か。

 「就活とか、いいの?」
 思ったままの事を聞くと、ふうっと煙をかけられる。
 「っ、けほ……」
 不意打ちに思わず咳き込んでしまう。
 それを見て、うららが笑った。
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