第6章 ブルーベリー・ナイツ(切島鋭児郎)
予告もなく律動を開始されて、身体ががくがくと揺さぶられる。
机がガタガタと音を立てて揺れて、こんな所で担任の先生だった人とこんな事をしている背徳感で余計に感じてしまう。
「ぅあっ、あ、やぁ……っ、あ、ぃやっ……!」
「甘井……っ」
切なそうな表情をした先生が、私の髪を撫でた。
わたし……
ホントに、相澤先生にぐずぐずにされちゃう。
「ん、んぁっ、あ、せんせ……あい、ざわせんせぇ……!」
「あんま、先生っ、て、呼ぶな……っ……」
「や、あっ、なんで……」
「興奮、するだろ……!」
先生の腰の動きがどんどん速くなって、私の視界はチカチカとし始めた。
「あっ、あぅっ、だめ、も……イっく……!」
「っく……は……」
自分の身体がビクンと反った瞬間、相澤先生の熱い精液が中にドクドクと注ぎ込まれるのを感じた。
「はぁ、はー……は……」
「……甘井、気持ちよかったか?」
先生が、また私の髪を撫でた。
そして、肩から脚をそっと下ろしてくれる。
「……はい……」
私は、正直にそう答えてしまった。
すると、先生は「そうか」と言って私の中からずるっと自身を抜いた。
秘所からは、飲み込み切れなかった精液がとろっと垂れた。
先生はそれを、机の上にあったティッシュで優しく拭いてくれた。
こ、こんな事されたら……
沼っちゃいそうで、怖い……
「せ、先生……あの……」
相澤先生が、運命の誰かだったんですか?
なんて、聞きそうになったその時だった。
「あぁ、スッキリした」
先生はそう言うと、ホントにスッキリした顔で身なりを整え始めた。
あ……
「……あの……?」
これって……
「何だ?」
「えと、先生……」
「すまん、甘井。溜まってた」
ほらあぁぁぁあ!
何でっ、こうなるの……!
「溜まってたって、先生……」
きっと、私は今、色んな意味で涙目だと思う。
そんな私に向かって先生は言った。
「甘井、お前は俺に甘やかされて気持ち良くなった、俺は取り敢えずヤれてスッキリした。お互い、合理的だろ?」
いやいやいや!
そこで合理的とか使うな!
こんのクズ教師が……っ……!
「緑谷にバレたくなかったら、窓開けて換気でもしとけ」