• テキストサイズ

【ハイキュー!!】矢印の先に、俺(私)はいない【R指定】

第16章 Where His Darkness Lives


仁美は送られた住所に行くことにした。





黒尾からの未読は、さらに増えていた。





それでも、仁美 は画面を閉じた。





––––––





次の日の講義が終わり、仁美 は人の流れに紛れながら大学の建物を出た。





夕方のキャンパスは、昼より少しだけ静かで、どこか気の抜けた空気が漂っている。





スマホが震えたのは、その時だった。

画面に浮かんだ名前に、仁美 は一瞬だけ指を止める。





クロ。




通知を開こうとした、その瞬間。






「仁美。」

前から声がしたて、仁美は反射的に顔を上げる。





数メートル先に、黒尾が立っていた。






少し逆光になった位置で、いつものように軽く手を挙げている。

まるで約束していたみたいに、黒尾は仁美を呼んでいた。





その顔は、仁美 を見つけたことがはっきり分かるほど、嬉しそうで。

仁美の胸が、ぎくりと鳴った。






でも、その動揺を悟られるわけにはいかなくて、仁美 は小さく息を吸い、唇の端を持ち上げた。
/ 349ページ  
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:なごんだエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白い
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp