【ハイキュー!!】矢印の先に、俺(私)はいない【R指定】
第6章 No One’s Yours
研磨の返事を聞いて、仁美はゆっくりと目を瞑った。
横に流れた涙を見て、研磨は仁美にキスをした。
指が絡み合うのと同じように、舌を絡めさせる。
また仁美の涙は止められないかもしれない。
それでも黒尾が流させる涙を拭うことになっても。
もう止められない気持ちがある。
「んっ…はぁ……。」
「…仁美、クロにどこまで見せた?」
唇を離すと、研磨は仁美の髪を掻き上げながら聞いた。
仁美は研磨から目を逸らした。
「……胸は…見られた……。」
その言葉を聞いて、胸がグッと痛くなった。
同時に自分の下腹部にも似たような痛みを感じた。
仁美の服のボタンを一つ一つ取っていく。
見えてくる肌にはしっかりと黒尾の痕が付いていた。
上着のボタンを全て取ると、ブラだけを身につけた仁美の体があらわれる。
黒尾が付けた痕が、ブラの隙間からも見えた。
「……クロってすごいね……。」
「え?」