イタズラ好きなあの子は天使のよう *戦国BASARA*
第5章 太陽と月は仲が悪い??
『刑部く……さんなら行っちゃったよ?』
「今何か言い迷いましたよね? 刑部…!! 私の話を最後まで聞かずに…!!」
『三成君が遅いんだよ』
「申し訳ありませんルナ様っ!!!!」
三成の声がデカい上、近距離のせいか耳が痛い
『三成…』
「はいっ!!」
『降ろせ』
「は………嫌ですっ!!」
『えー…。 そこで拒否るのは何故だい?』
「ルナ様の触り心地がとてもよいからでございますっ…!!」
三成はフワフワとしている猫(ルナ)の毛並みを撫でる
『誰の許可を得て私に触れているんだい?』
「お許し下さいルナ様ぁあああ!!!! 秀吉様っ!! 私に許しを乞う許可をっ…!!!!」
両膝を着いて猫(ルナ)をそっと畳の上に降ろした
『最初っからそうやって降ろせばいいんだよ』
「はっ!! ルナ様っ!!」
ビシッと背筋を伸ばして正座をする三成
すると
三成の目がギラリッと光った