イタズラ好きなあの子は天使のよう *戦国BASARA*
第5章 太陽と月は仲が悪い??
(なっ何だこの二人は…? とっとりあえず、こっちの大きいのは忠勝……ん?)
猫(ルナ)は忠勝をチラッと見て、フィッとすぐに顔を背けた
(戦国武将最強の本田忠勝!!?)
「ん?どうした? もしや、忠勝が怖いのか?」
太陽のように笑う男はちょいちょいっと猫(ルナ)の頭を指先で撫でる
(じゃあこの人は…。 徳川家康?か? 海の鬼が仲良いとか言ってたな…)
猫(ルナ)をだっこしている男は、徳川家康という名の男だ!
家「安心するといい! 忠勝は怖くないぞ! 優しいぞ」
(いや、怖いからね。 今私は猫なんだから!;)
家「んー…。 何処かで見た毛色だなと思ったら、三成の髪色と一緒だな!」
家康はニコニコ笑いながら猫(ルナ)を撫で続ける
(みつ、なり? って確か、豊臣軍に居た石田三成…?)
家「…まるでワシの言葉が分かっているようだな? もしや、今まで誰かに飼われていたのか??」
『私は人だ』
喋った猫(ルナ)に家康は目を丸くした
家「…なっ何だ? お前喋れたのか!」
が、すぐにまた太陽のような笑顔に戻った
『何だ、薄い反応だなぁ…』