第5章 ダークホース
「今回も相談乗ってくれたら女子の株上がるようなこと伝えるから、、お願い!」
そんなんどうでもええねん。
むしろ、どうしたらお前の俺に対する株が上がるんか教えて欲しいくらいや。
……まてよ。
ここで彼女の相談に乗っとけば、借りを作ることができるんやな。
その借りが上手いことに使えるかもしれんな…。
「んー。なら、見返りは何にするか思いついたら伝えるわ。それなら、相談に乗ってもええで。」
「え、何それ怖い。まさか、金要求してくるわけじゃないよね。」
「なわけあるか!ただし、一つ条件がある。」
「条件?」
「俺は、相談には乗るけどアドバイスは一切せぇへん。話しか聞かん。」
当たり前やんな。
わざわざくっ付けるような策を俺がしてなんの得にもならんし、むしろさっさと諦めてくれ。