第3章 優しさに触れ【沖田総悟】
「だ、だから……」
「?」
沖田さんは耳と、少し顔を赤らめながら私の目の前にたち。
「その……また、会いたいでさァ、蒼と……アンタに」
「っ!!」
沖田さんにつられ私も顔を赤くしてしまう。
蒼ならわかるけど私に会いたい、ってどういうこと……?
その後強引にメールアドレスを交換し、(警察命令だと強制された)私たちはとりあえずわかれた。
沖田さん、なんか様子が違ったなぁ……どうしたんだろう……?
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沖田side
久しぶりに見た彼女と猫。
あれからずっと気になっていた。猫の行方。
無事に保護されていたようで安心した。
「っ、クソ……柄でもない」
彼女…が俺を怖がらず、また、土方さんに対しても俺をかばうような発言をしてくれた。
そして俺に向けてくれるあの笑顔。
どうやら俺は惚れてしまっているらしい。
蒼の様子を聞きたいという理由でアドレスも交換した。
本当に好きになった女には奥手になるらしい。
「……次はいつ会えるかねィ」
俺は高鳴る胸と共に巡回へと戻った。
END