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偽りの私たちが零す涙は【保科宗四郎】

第14章 愛縛 〜抱愛〜


肌がぶつかる度に乾いた音が響いて、水音も激しく鳴り響く。膣壁を擦りながら奥にゴリッと当たる。痛みなんて忘れて、ただ快楽の渦に飲み込まれていった。

宗四郎さんの掠れた声が大きくなっていく。

「澪っ…まだイっとらんやろ?っ…はぁ…すまんっ、僕、イきそうや…!」

脳が揺さぶられて、上り詰めた快感は今にも弾けそう。
握っていた手が離され、ぎゅっと抱き締められた。

「あかんっ、イく…!っ、はっ……うっ!」

「あっ、あんっ!そ、しろさっ…ぁあんっ!!」

奥にグッと押し込まれて、耐えきれず達してしまう。2人の腰がビクビクと震えていた。耳に宗四郎さんの熱い吐息がかかって、肩が震える。

宗四郎さんはゆっくり起き上がって自身を抜いた。その感覚にも腰が震える。

処理を始めた彼をボーッと見つめた。
避妊具をティッシュに包んで捨てると、またティッシュを手に取り、私の足の間に戻る。膝を軽く押されて開くと、中心を優しく拭かれる。

「……やっぱ血ぃ出とるわ。大丈夫やった?痛かったやろ…ごめんな」

ティッシュを握って覆い被さると、額に口付けられる。
穏やかな、でも甘い声で名前を呼ばれて、なに?と言うように見つめる。すると、唇が重なった。

少しだけ舌を絡ませて離れ、そのまま抱き上げられる。お尻に熱いモノが当たる。また大きくなってる…。

「あぁ、すまん。気にせんで。疲れたやろ?シャワー浴びて寝よか」

「ん…宗四郎さん、幸せ…」

ほなよかったわと軽く笑って、抱きついた私を浴室に連れていく。宗四郎さんも、少しはそう思ってくれているだろうか…。
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