第13章 宵闇 〜恋闇〜

2度目の絶頂を迎えると、宗四郎さんは自身を陰核に押し付け、覆い被さった。

「あ、熱い…」

「澪も熱いで」

お互いが熱を持って、擦れる度に火傷しそうだった。ゆっくり腰を動かしながら宗四郎さんは熱い吐息を漏らし、私の名前を呼んだ。

好き…もっと呼んで。私だけを求めて…首に腕を回してぎゅっと抱き締める。

「あっ、あぁ…宗四郎さっ…あ！また…」

「ん、ええよ……イけ」

耳元で囁かれて全身が震えた。足を宗四郎さんの腰に巻き付けて、限界まで密着する。自分からも押し付けていた。

「ふふ、可愛ええね…僕も気持ちええよ。ん、はぁ…」

濡れすぎて音がすごい。
宗四郎さんに耳元で囁かれる度に溢れてきてるのがわかる。

私の上で揺れる宗四郎さんの甘く掠れた声が耳に響く。宗四郎さんが動く度に胸が擦れて、突起への刺激が増していく。

バッと起き上がった彼が腕の中からいなくなる。宗四郎さんはティッシュを何枚か手に取り、自身に当てた。そのまま私の足の間で自身を扱き、何度も私の名前を呼ぶ。

寝惚けて"アヤ"と呼んでいた彼は、今は私の名前だけを呼ぶ。嬉しくて涙が零れそうになったので、起き上がって吐息が漏れるの口を塞いだ。

唇からこの気持ちが伝わればいいのに…僅かに唇を震わせながら必死に舌を絡ませる。手を伸ばしてふにふにとぶら下がるモノを揉んだ。

「ん……うっ、んっ！」

宗四郎さんの鼻から息が漏れて、ビクビクと腰を震わせている。

そのまま唇を離さずにいると、ティッシュを握ったまま倒されて、激しく舌を絡ませてきた。
ぐちゃぐちゃに絡んで一つなる感覚に、心が満たされていく。

上顎を擽りながら離れていった宗四郎さんは赤紫の瞳を鋭く光らせて微笑んでいた。