第7章 疑心暗鬼~時透無一郎
無一郎もそろそろ我慢がきかなくなってきた。ゆきを横向きにさせて後ろから抱きしめた。
『痛くしないから』
ゆっくりと、無一郎のものが入ってきているのが分かった。
快感で身体が反った。声をお互い押し殺しながらの行為はよりいっそう感度を増した。
無一郎が耳元で
『出そう、、、』と言ってきた。
動きも早くなる、、、。 『クッ、、、』
熱いものが中に放たれたのを感じた。
そのままぎゅっと抱きしめられた。
『このまま少し居させて、、、。後で汚しちゃった体を、拭くもの持ってくるから。』
流されるがままにゆきは無一郎に身体を許してしまった。
窓から見える月はとても綺麗だった。
『綺麗な月だね。』
無一郎は、気怠そうな息を吐き囁いた。
義勇も月を見ていた。疑心暗鬼、、、。
義勇もゆきもお互い疑心暗鬼になっていた。
明日からの任務もまた新たな困難が待ち受けていた。