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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第53章 十二月の夜〜冨岡義勇【微R】


無一郎の屋敷からの帰り道、稽古が始まるまでに屋敷に戻りたかったのでゆきは、足早に歩いた。

門の前に、数人人が集まっていた。

よく見ると、ゆずの周りに一緒に稽古していた四人の隊士がいた。

「何で、急に他の場所に飛ばされるの?」

女性の隊士が涙しながらゆずに話していた。

ゆきが、視界に入った途端ゆずが飛びかかってきた。

「あんた許さないから!柱に何吹き込んだのよ!」

馬乗りにされて、首を絞められた。

「やっ…苦し…離し…」

一人の隊士が、義勇を呼びに屋敷に入った。

「柱!柱!来てください!柱!」

ただなる雰囲気に、義勇は急いで門に向かった。

「何をしている!」

馬乗りに、なっているゆずを引き離しすぐにゆきを見た。

「ゴホッゴホッゴホッ…」

「大丈夫か?」

義勇が、ゆきを抱き起こそうとした時にゆずが泣きながら話しだした。

「柱はそんな子のどこがいいのですか?霞柱と出来てるんですよ?なのに…柱は…」

「何が言いたい?」

「わ、私見ちゃったんですその子が熱出した日に、柱がが看病していて…その子と、その…」

「だから何だ?俺がこいつと何かするのにお前の許可がいるのか?お前は、なぜ他の場所に俺が飛ばすのか理解しているのか?」

「…か、隠をゆきが居るお風呂に向かわせた事ですか?」

「理解しているなら早く去れ。時透にも断られたらしいな」

「その子は、霞柱とも出来ているんですよ?隠とも出来てるかもと思わないんですか?」

「早く去れ」

ゆずは、手に拳を握りながら屋敷から去って行った。


‐‐‐‐‐‐‐


夕方稽古が終わった。

ゆきの首には絞められた跡がくっきりと残っていた。

「ゆき大丈夫?女って怖いよな…俺らは何も思ってないからな!これからもよろしくな」

三人の男性の隊士達は、とても優しかった。

「ありがとう…」

とてもご飯を食べる気にはなれずゆきは、一人部屋でぼーっとしていた。

「居るのか?」

ふすまの向こうから義勇の声がしてきた。

ゆきは、ゆっくりふすまを開いた。

「首大丈夫か?」

義勇が、心配そうにゆきの首に触れた。

首に残る跡を見て目線を上げると唇が目に入ってきた。

思い出す…数日前の夜を






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