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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第45章 色が消えた世界〜冨岡義勇【R強強】


隊士達が、義勇が戻って来ないと思い込み皆で座って歓談していた。

「何している?交代で警備のはずだろ?」

後には、義勇の姿があった。

「は、柱!?なんで?」

「早く持ち場に行け!たわけ者」



部屋では、ゆきは一人で眠っていた。朝起きた時に夢の中での出来事だと思ってほしかったからだった。


翌朝…ゆきは、酷い頭痛で目が覚めた。

「いたっ…」

あれっ…私昨日の夜…無一郎くんと…。隣には誰も眠っては、いなかった。

自分の体を見た…浴衣をしっかりと着ていた。

えっ?あれは、夢だったの…?でも、体にはまだ抱かれた感触が残っている…。
でも、無一郎くんはいないしここは義勇さんの屋敷だし…。

ゆきは、隊服に着替えて部屋を出た。
朝ごはんの手伝いを、しようと台所へ向かった。
「おはようございます」
すぐに、隠の手伝いを始めた。

その時義勇が、台所へ来た。

「俺は今から蝶屋敷に用があるのでもう出る」

「今日のお稽古は?」

「今日は、なしだ。」
 
「そうですか…」

「たまには、街にでも出て気分転換してこい」

義勇に、そう言われたが街には行かなかった。かわりに両親のお墓がある丘に行った。

景色を眺めながら座っていた。昨夜の事を思い返していた。
無一郎くんが、屋敷に来たのかな?でも、夢のような気もするし…。

でも、体が覚えてる…。抱かれた感触がずっと残っている…。

いいかな…?会いに行っていいかな?絶対に昨日の夜は、無一郎くんが会いに来てくれたんだよね?
だから、無一郎くんのところに行ってもいいよね?

昨日優しかったし…

今日も優しいよね…?

会いに行ったら喜んでくれるよね?

抱き締めてくれるよね?

さよならみたいな事言っちゃったけど…昨日のあれは、仲直りになるかな?

また戻れるかな?前の二人に…

無一郎くんの所に行こう…


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