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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第5章 情が消える時〜時透無一郎、冨岡義勇


義勇は、ゆっくりとゆきの目の前にきた。
「あの晩、村から蝶屋敷に君を運んだのは時透だ。」
「やっぱり、、、」
「ただ、昨夜まで側に居たのは俺だ」

「えっ?」

「時透はすぐに任務があり不在だった。」

「でもしのぶさんが、、、」

「俺と、胡蝶どちらを信じる?」

義勇は、力強くゆきを抱きしめた。

「良かった目が覚めて」

「義勇さん、、、」

「高熱でずっと魘されてて俺が守れなかったから」

「違います!私が未熟だから」

ますます義勇は、ゆきを抱き寄せた。

「俺の継子になれ」

「え、、、?」

「今日は、このまま連れて帰る。お館様には了承済みだ。」

この日から、ゆきは冨岡義勇の継子になった。

だが、無一郎はとうてい納得できなかった。

いきなりゆきを義勇に奪われたという感覚しかなかった。
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