第42章 休息…【ここまでの物語のおさらい】
ゆきは、無一郎が気づいていないだけで、同じ年の凛に惹かれていってるのではないかと勘ぐる。
義勇も時透には、言わないと言いながらゆきとどんどん二人だけの秘密を作っていく。
ある日鬼に、ゆきは声を奪う血鬼術をかけられてしまう。数日で声は戻るとしのぶに告げられる。
不死川に助けられ看病してもらっている時に、知らぬうちにくちづけを、されていた。
その様子を、無一郎に見られる。
勘違いした無一郎が、強引にゆきを、抱くが声を出さないゆきに、腹を立てる。
義勇とゆきが、抱き合うところを無一郎は見て自分がまだ子供だと感じる。
義勇の体格が、大人で敗北を感じ二人を止めることが出来ずに見ていた
しかし義勇に気づかれていて、なぜ止めないのか詰め寄られた。
無一郎は、やはり凛にも惹かれていて屋敷に凛も連れ帰ると言い出した。
それに耐えきれなかったゆきは、また義勇に頼ってしまう。
時透の事が好きなままでいい…自分に頼ったり、抱きしめたりできるだけでいいと義勇は考えるようになる。
そんな時に、無一郎が義勇に移ったゆきの香りに気づき始める。
稽古するだけでは、つくはずがないゆきの香りが義勇からしていたからだ。
ある日任務で鬼を切った日助けたのは、凛だった。
そこからまた無一郎と凛の関係が、近くなる。
義勇も、その間にゆきに近づく。無一郎は、また義勇からゆきの香りがする事に気付く。
二人がまた関係を持ちだしたのかと無一郎は疑う。
そんな時ゆきは、かつて両親を殺され自らも殺され食べられそうになった鬼の仲間と遭遇する…。
両親の事を、思い出し恋しくなったゆきは朝早くに墓を訪れる。
するとすでに、花が供えらていた。
両親を恋しくなっているだろうとゆきの心を、わかっている義勇が先に墓に来ていた。
自分の事をこんなにも分かってくれる義勇に、少し心が揺らぎ始める。
だが、そこには実は無一郎も花を持ってきていた。
抱き合う二人を無一郎は、複雑な気持ちで眺めていた。
ゆきが、鬼に襲われたので無一郎の屋敷に隊士達や一人だけ日替わりで柱を、お館様が配備してくださった。
そして、義勇が配備される日も来た。
三人の夜を迎えたのであった