第37章 甘い誘い…〜冨岡義勇 時透無一郎【R強】
誰かが屋敷に入ってくるのがわかった。
ゆきは、怖くなり近くに置いていた刀を持って音のする方へ向かった。
見ると人影が見えた。
ゆきは、構わずに刀で斬り掛かった。
一瞬にして刀は飛んでいき誰かに両手首を持たれた。
「キャー」
ゆきが悲鳴をあげたその時…
「僕だよ落ち着いて…」
「えっ?…無一郎く、ん?」
よく見ると暗闇の中に居たのは無一郎だった。
ゆきは、糸が切れたように泣きながら無一郎に抱きついた。
「怖かったぁ」
「ごめんね。驚かしたね。」
ゆきが泣きながら僕に抱きついてくる震えている…
とても可愛らしい…
ゆきの香りもする…
冨岡さんからもした香り…
長い間暗闇で無一郎は、ゆきを抱きしめていた。
だんだん落ち着きを取り戻してきたゆきをなだめて無一郎は、自分の部屋に連れて行った。
「帰らないって…凛の看病するって言ってたのに何故今ここに居るんです?」
無一郎に不思議そうにゆきは、質問した。
「ゆきを抱きに来た」
「えっ?」
隊服のボタンを次々とはずされていく。
「体だけ欲しいとかそんな事思ってないから」
ブラウスのボタンも、外されズボンも脱がされた。
下着姿になったゆきは恥ずかしくて手で体を覆った。
「む、無一郎くん?」
「君の体に僕の匂いを移したい…」
「え?」
無一郎の手が胸に伸びた。柔らかい胸を下から包み込むように掴んだ。
「どうしちゃったの?むい、、、」
口づけされて言葉を封じられた。凛のところにいたんじゃないの?
なんでここに戻って来たの?
私はてっきりもう…無一郎くんと凛は運命で繋がっているんだと諦めかけてたんだよ…
何で急に私を欲しくなったの…?
唇を外して無一郎が耳元で囁いた。
「僕のも脱がせて…ゆきを触らないといけないから手が空いてないんだ…」
ゆきは、指を伸ばして無一郎の隊服のボタンを外し始めた…やけに緊張してなかなかうまくいかない…。
上着をやっと脱がせた時にふわっと消毒液の香りがした。
「無一郎くんから消毒液の香りがする…ずっと凛に付いてたもんね…」
ちょっと切ない表情で僕を見てくる。
何言ってるの?そんな顔君にする権利ないよ
だって…君は