第24章 刀鍛冶の里〜時透無一郎 冨岡義勇【R18】
指が激しくゆきの中をかき回す。堪らなく義勇にしがみつく
「あっ、あっ…んっ…あっ」
「ぎ、義勇さん私もう…あっ…」
ビクビクと体が波打ったあとに義勇の体を抱きしめるように倒れ込んだ。
「俺はお前がそうなるのが好きだ…気持ちいいのか?」
赤くなった顔をゆきは両手で隠した。手で顔を隠すから胸が露わになっていた。
その胸をぺろっと義勇は愛撫してやった。
またびくっと体が跳ねる。義勇は我慢できなくなりゆきを端に連れていき岩場に手を付かせた。
「あっ…」
後ろからゆっくりとゆきの中に入れていった。
パシャ パシャ パシャ パシャ
義勇が突く度に規則正しい水音が響いている。
記憶の断面が現れる。同じような事を無理やり誰かに?
お風呂で…私は嫌なのに…誰かが今のように後ろから…
誰?そんな酷いことだれが…もしかしてそれがいつも顔が浮かぶ時透さんなの…?
また頭に急に光景が浮かぶ…お風呂の中で誰かに無理やり、とても悲しかった記憶が蘇る…相手の顔を思い出せない
また時透さんの顔が浮かぶ…
『ゆき好きだよ』
時透さんの声だ…今頭に浮かぶ時透さんの顔…その口から発せられた言葉…
急に静かになったゆきに、義勇は気がついた。
もっと深く入れようと腰を引きつけようとしたが、ゆきにうまい具合かわされて向き合う様な体勢になった。
「あ、の義勇さん…いえ師範…辞めましょう」
まだ体に疼く余韻が残っている義勇は、納得いかない。
「どうした?痛かったか?」
「ち、違います…」
義勇が手を伸ばしゆきに触れようとしたがそれも上手くかわされた。
「師範には、婚約者がいるし。それに後少しで何か思い出せそうな気もするんです。」
ゆきは、急いで温泉から出ていってしまった。
義勇は思った
何か思い出したのか?もしかして時透の事を好きな気持ちを思い出せそうなのではないのか?
婚約は、解消するつもりだ。俺はゆきが好きだ。
里から帰ったらお館様に話そうと心に決めている。
今俺に気持ちが向いていて今までの時透との記憶も消えている。そのままどうか俺から離れないで欲しい…。
君と共に生きたい、君を守りたい…。
体に触れて沢山愛してあげたい。愛してほしいそれだけだ。