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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第24章 刀鍛冶の里〜時透無一郎 冨岡義勇【R18】


「お前のせいで里に行くのが遅れた。俺は今すごくむしゃくしゃしている」

物凄い速さで鬼を切り刻む無一郎だった。

「あ、ありがとうございます!」

お館様の命で里に向かう途中に、柱で無一郎が一番近い位置に居たので向かうことになったのだ。

助けたのは、継子を解消した凛の家族だった。

凛の家はお寺で、そこに鬼が出たのだった。

「早く終わった。隠を呼んで里に案内してもらわないと」

その時凛に後ろから抱きつかれた。

「師範行かないで…会いたかった」

「離してくれないかな?君の相手してる暇ないから」

凛は離さなかった。

「あんな人より私をえらんだじゃないですか?なのにいきなり継子解消され屋敷からも出された…そしてまたあの女を追いかけるんですか?何も覚えてなく冨岡さんの事思ってる女ですよ」

無一郎は、溜め息を着いた。

「早く里に行きたいんだ。離せよ。イライラする」

「師範!!」

「一時の気の迷いだった。誰かいい人見つけて。それとゆきを侮辱するな」

ちょうど隠が到着した。「あの…霞柱様、案内いたします」

凛は両親に抱えられながら寺へ連れ帰られた。



ーーーーーーーーーー
一方刀鍛冶の里では

「甘露寺さんは本当に沢山食べるんですね」
炭治郎が甘露寺の食べっぷりに驚いていた。
ゆきも楽しそうに炭治郎の隣りに座って食事をしていた。

「ゆきの髪ってほんと綺麗だよね?サラサラの黒髪」
炭治郎がそう言いながらゆきの髪を撫でた。

「えっ?本当?ありがとう炭治郎くん」

話しやすいのか、以前蝶屋敷で仲良くなってた事もありとても楽しそうに会話していた。でも義勇は面白くなかった。

炭治郎は、なぜあんなにゆきと距離が近いんだ…。会話するときにいちいちゆきの体に触れながら話す。ゆきもむやみやたらに炭治郎を触る…。
なぜか、こう胸が苦しくなる。

「冨岡さん!冨岡さん!?」

「な、なんだ?甘露寺か」

甘露寺は、義勇に耳打ちした。

「今嫉妬してますよね?炭治郎くんに」

義勇は、飲んでいたお茶をその場にこぼしてしまった。
慌てた義勇は立ち上がった。

「ゆきもう遅いそろそろ部屋に戻って休め!」

ちょっと怒り口調でそれだけ言い残して出て行った。

「あーあ冨岡さん怒ってるわね…」

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