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鬼滅~甘い恋の話~時透無一郎、冨岡義勇★R18

第2章 芽生える気持ち~冨岡義勇


すっかり話し込んでしまい帰るには遅すぎる時刻になっていた。

「鬼も出歩く時刻だ、今日は泊まっていけ」

「え?」

涼しい表情でこちらを見ていた。

「大丈夫だ。二人きりではない屋敷の者もいる」

勝手に赤くなってしまいすごく恥ずかしくなった。

「やだっすいません…それなら是非」

「風呂の用意は出来てると思うので入ってこい。寝巻きはすまないが女物はないので俺のを使え」


そう言いながら義勇は、グビッとお酒を飲んだ。

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どうしようどうしよう////
義勇さんのお屋敷に泊まれるなんて。それに義勇さんのお召し物着て寝れるって…。
そんな事を考えていたからなのか、お風呂から出たのはかなりの時間を過ぎてからだった。


義勇の居た部屋を覗くと、まだお酒をちびちび飲んでる姿が見えた。

「義勇さんまだ飲んでらしたのですか?」

こちらをゆっくりと見る義勇の目はトロンとしていた。

色気たっぷりに見詰めてくる姿に鼓動が早くなった。

「お前も飲むか?」

「えっ?」

私はお酒を飲んだことがなかった…だけど誘いのまま義勇の隣に座りぐいっと飲み干した。


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