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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第16章 男女 ✴︎




「悪い…。困らせるつもりはなかった…
お前が俺の傍にいてくれるのが幸せで…衝動的な事をした。」


『びっくりさせないで下さいっ…』


「…だが、早くに触れたいのは本当だ。」


『うぅ…』





…そんなストレートに言われたら
照れ臭くてどう反応していいのか分からないじゃん。



さっきのキスが激しかったせいで
今の私の顔は絶対みっともなく歪んでるのに…



冨岡さんはずっと甘い表情のまま至近距離で
私の顔をジーッと見つめていた。





『そ、そんなに見ないでもらえます…?』

「別に構わないだろう、見ているだけだ。」

『だめっ…、今すごくドキドキしてて…
絶対変な顔してる…』

「変じゃない。綺麗だと言っている。
…それに、ドキドキとしているのは
お前だけじゃない。」


『えっ……、ぁ…』




冨岡さんは空いている方の手で私の手を掴むと
自分の左胸へと導いた。


掌から伝わってくる心臓の鼓動は…

私と同じくらいの速さで脈を打っているみたいだった…。





『冨岡さんも……ドキドキしてる…』

「お前といる時は…いつもこうだ。」

『こんなに速いなんて…知らなかったです…』





抱き締め合ってる時も、キスした時も
冨岡さんはあんまり表情が変わらなくて
全然余裕なんだと思ってた。


私だけがいつもいっぱいいっぱいでドキドキさせられてるのは自分だけだって…

冨岡さんばっかり余裕そうでずるいって思った事もあった…。



でも、手から伝わってくる冨岡さんの心音は
私と同じかそれ以上か…

脈打つ速さを直接感じたことで、私の考えは完全に覆った。





『なんか嬉しいです。
私が冨岡さんをドキドキさせてるなんて…』

「当たり前だ…。
と一緒にいる時以外は
このように乱れた事など一度もない。」


『ふふっ、そうなんですか?
じゃあ私だけが唯一なんですね。』


「後にも先にも…、だけだ…。」


『っ…、ん…』




真剣な表情で私だけ、と告げた冨岡さんは
更に私との距離を縮めて、再びキスを落とした。




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