第15章 潔白
『あの噂話が流れてから
誰かと接するのが怖くなった私は
何も行動せずに諦めて、1人で蹲っていましたけど…
…そんな私を、助けてくれた人がいたんです。』
謹慎するように命令を下された時
どうにもならなくて絶望して、自室に篭っていた私を救い出してくれたのは、恋人の冨岡さん…
この人がいてくれたお陰で
私は立ち直る事ができたって言っても過言じゃない。
『私が辛い時
手を差し伸べてくれる人がいる…、
1人じゃないって思わせてくれる…、
辛い気持ちを一緒に背負ってくれる…、
そんな大切な人達が自分の身近にいるって
今回の事で気づく事が出来たんです。』
し「さん…」
『柱の皆さんもわざわざここに来てくれて…
御館様も駆け付けてくれて…
これまで何度も辛い気持ちになりましたけど
今は私、すっごく嬉しくて幸せなんです!
だから西口さんと彼に対して、憎しみも恨みも抱いてません。…よって、処罰は特に必要ないと思います!」
……。
不「……あ゛ぁ゛!?!?
テメェ…!!何ぬるいこと抜かしてやがる!!」
伊「コイツは鬼殺隊の悪い噂を流そうとした輩だ…、
処罰を与えないのは、幾らなんでも甘過ぎる。」
『えぇ…、だって私が決めて良いって…』
時「確かに御館様はそう仰ってたけど
何もないのはちょっとね…、
鬼殺隊の品格にも関わってくるだろうから。」
…うーん。
私の中では何もしなくていいっていう
明確な答えで決まってるけど
柱の人達からすると、私の考えは甘過ぎたみたい…。
『…あ!いいこと思い付きました!!
柱の皆さんがお疲れの時は
今後2人に肩を揉んでもらう!
…っていうのはどうでしょうか!!!』
…。シーーーン………
不「……ふざけた事言ってんじゃねェぞ!?!?
何が肩揉みだ!!!ガキじゃあるまいし!!」
『え!?
不死川さんは肩揉まれるの嫌いですか!?』
不「そういう事を言ってんじゃねェ!!
肩揉みのどこが処罰になるっつーんだよ!!
ンなもん無いのと変わらねェだろうが!!」