第11章 諦めない婚約者
片足を持ち上げ仰向けにさせられると、片手で腰を支え腕を引っ張られる。
逃げることなんて許されない。
首を晒し、見える景色が逆さになる。
「奏音、すっごいえろい…っ、はっ…僕の精液とか奏音の潮とか…もういろんな体液でぐちゃぐちゃだよ…っ!」
腰を振りながら悟くんはナイトテーブルに手を伸ばし何かを取って、陰核に押し付けた。
「ひっ、うぅううっ!?なっ、なに…!あっ、あぁあアッ!!」
「ふふ、すっご…これ気持ちい?クンニする玩具…吸ったりぺろぺろすんの。はっ、すっごい締め付けてくるっ…ははっ、僕もイっちゃうッ…!」
強い刺激に逃げたくても悟くんに腰を掴まれているから逃げられない。
やめてと言ってもやめてくれないので、必死に耐え続けた。
悟くん、楽しそう…私もう限界だよ…。
中も外も執拗に攻められて、ずっと目の前がチカチカしている。
「奏音…奏音ってば!まだだよ、僕まだ満足してない。もっとイかせてっ!起きてってば!」
「んぅ…おき、てる…あっ!ああッ!!おねが、も…むりなのぉ…んッ、あうっ!」
「ダメだよっ、次いつ出来るかわかんないんだから、もっとさせて!ん、はぁ…。」
ベッドに膝をついた悟くんに激しく奥を突かれて、子宮を押し上げられているような感覚になる。
片足と片腕を引かれ律動を繰り返す彼にもう全てを委ねて、好きなようにさせることしか出来なかった。